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<<   作成日時 : 2008/05/21 21:53   >>

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 遠い何処かのある時の小さな国
 
 国というわりには、一番偉い人は博士と名乗っているし、国名も研究所というけったいなどこか。
 土地は広いが大半は荒れ地であり、資産もないから誰にも狙われない、特産物は石と新鮮な野菜と、技術だけというクールランド。
 その国のお偉いさんである、丹波笹掻きは暇人である、わざわざ忙しいときにしなくてもいいことをする、小人閑居して不善なすを掲げる男が、王城である、「どこでも研究所」
の横にある、私道を籠を担いで歩いている。
 丹波笹掻きにはささやかな趣味がある、本人に聞けば、趣味じゃない、と答える。

 王城の、右斜め、下に下に地下の彼方に行ったところにある小さな畑、サイズとしては、猫の額ほどだが、人口設備による日当たりよく、水も地下水道を引いた、地熱でなぜだが温暖な環境まで実現して困ることなく、地味も抜群という絵に描いたような土地を使って実験的農業生活と題して、日々各種農作物を製作しては、親戚などに配っていたりする、これが丹波笹掻きの趣味でやっている。

 今年は茄子を植えた、一年で茄子が見事になるのかどうかはしらない、だが昨日見たあたりでは、十分だったと思う。
 前回ジャガイモを植えたときは悲惨だった、鼠とモグラにめっためったに、食い荒らされたあげく、わざわざ批評まで頂いてしまった。
 科学物質などを投入して、様々な実験を試みたが、敵を逞しくしただけのようだった。
 数年頑張ってみたが、もはや勝ち目は無しと悟っていさぎよくジャガイモは放棄した。
 畑をすべてうめ、鉄板で封鎖した、あまつさえその上にわざわざ新しい畑を設置したのであるが、それでも時々ガリガリという音が聞こえる。
 その反省を踏まえて、今回は根菜ではないものをというテーマでやってみた。
 出来がいいようなら、まあ、適当に喰い飽きるまでくって人にでも配ろう、ゆっくりと眼前に畑が広がっていく。

 一面とはいかないまでも、視界を覆う、緑の葉と、茎、そして、黄色くたわわに実った実、出来の良さに上機嫌に鳴りながら、黄色いそれを切り取る。
 パチンと、いう音と共に、房が地面に落ち、手に柔らかい感触と共に一本の柔らかい黄色い何かが残った。
 張りを確かめようとゆっくりと手に力を込めると、むにょりとした食感と共につぶれて白い果肉が手に残る。
「………あああああ〜?!」

 一面に広がる緑の茎と、黄色い房、一面に広がるは茄子の身の代わりのバナナ

 一面に広がるバナナ畑とかした、黄色い畑がそこにはあった。


「というわけで、どこの茄子農家も同じような被害にあっているそうです」
「なるほど」
「その被害は聞きますか、雀研究員」
 藪に近づく、以前あったときは、藪研究員呼ばわりだったことを
 メガネをかけたつり目の研究員が、ぱらぱらとレポートをめくりながらしてくる報告を、聞き流しながら、丹波は怒りで真っ青になった顔を引きつらせながら、電子顕微鏡をいじくっていた。

 装置にかけられているのは、綺麗な白色をしたバナナの果肉、その組織を検査しているのだが。
「大体、被害といっていいのかは、分かりませんが。………26万7000t、国で買い取らせてはいますが………」

 果肉はどうみても、バナナ、成分的にもバナナだ。
「それと、誤って回収前に食べてしまった人がいるのですが、その」
 研究員の言葉に、丹波は、顕微鏡から目を外すと、息を呑んだ、最悪の事態も覚悟しなければ行けないのだろうか………
「すぐに、行こう」




 そこには、ただゆったりと横になって、無心で果肉をほおばる中年男性が居た。
 そのたたずまいは、怠惰としか言いようがないが、何やら、行きすぎて高貴なたたずまいすら漂うようだ。
「これは、まさか、バナナスパイラル症候群!」
 丹波は絶句している、ある意味最悪以上の事態だ。
 このままではゆっくりとこの国は崩壊していく
「被害者Aは、日頃、いつ寝ているのかといわれるぐらい評判の働き者でしたが、収穫したバナナを食べたとたんこのように」
 それを裏付けるように研究員の言葉が響く、丹波はその言葉を聞きながら、改めてこのこのバナナの謎を解明することを心に誓った。


 バナナスパイラル、それは人間の本能を奪う恐ろしき病
 理屈としては、単純である、バナナを収穫して、売る、それを繰り返していってやがて人を雇い、店を広げ、最後には何もしなくても寝ながらバナナを食えるようになる。

 ならば、最初から何もしないで、バナナを食っていても変わらないじゃないか。
 そういった、悟りを誘発する恐るべき病
 温暖なこの国で、バナナが流行ればたやすくこの病が発動する

 急遽設立された特設部隊は町中のバナナを回収する一方で、一時的に閉鎖していた丹波の実験的農業も廃棄が決まったしかし、この決断は遅すぎたと後に誰もが語る。
 地上のバナナはまったく問題はなかった。特に問題もなく全部回収された。
しかし、閉鎖された地下畑での調査は難航した、何故なら、調査に赴いて見ると、既に爆発的に繁殖したバナナで埋め尽くされいたからだ、収穫しなかったバナナが、地面に落ちて、それが肥料とかして、無尽蔵に増えていた。
 悪いことに、まあ、一番規模が小さいからという理由で、当事者こと、丹波と、研究員だけでいったのも状況を悪化させた、

 本来は栄養などがほとんどないはずの茄子に与えられた栄養は茄子の蔓を強化していた。
 蔓は日光を求めて、地上に這い出そうとしており、さらに足りない栄養を求めて、暴れ出していた。

「これはもはや、バナナではない! 茄子ですらない、まさにナバナ」
「また、しょうもないことを………」
 今にも地上に這い出しそうになっている蔓などを必死に鎌で切り払いながら、バリケードを築いている研究員、今にも崩壊しそうになっている、おそらくそう長くは持たないのだろう。
 茄子の細い蔓であった面影は欠片もないほとんど、縄とも言える
 なんとか、扉を閉めさえすればとは思うものの、波のようにせまる、蔦の嵐の前では総簡単にも居ない。
 もし破られたら、まずコイツを捨てていこう。なんとなく空気が悪くなったのを察知して、丹波は慌てて、頭を回す。
「ああ、まあ、まて、俺が何の計画もなく、のんきにしているとおもうな。ふっふっふっふ」 
 
 手近にあった瓶を掴むと、ガソリンと、布、秘密のスパイスを少々ぱっぱと、掴んで作り上げた火炎瓶を構える。
 そんなものでなにを………という、顔をする研究員の冷たい視線をウケながらも、丹波は一瞬の隙を狙って、放り込んだ火炎瓶が、地下に向かって砕け落ちる音共に、轟音。
 あり得ない衝撃に唖然とするまもなく、一旦は蔓が引いた。
「みたか!」
「いや、でもまだ動いてますよ………」
 丹波が見ないふりしているが、蔓は依然勢いが衰えたとはいえ、活動している。
 
 実際問題、時間をかければ解決は可能だろうが、今の段階では、畑を閉鎖するしかないだろう。
 このまま、ただ手をこまねいているしかないのか、そう思ったとき、地下から、何かが気配がした。
 爆炎の中から、小さく輝く無数の光、地面をはうような静かな音が響く、同時に、蔦が狂ったように暴れ出すが、今までと違い、まるで、苦しむような動きを見せる。
 あわてて退却する、扉を閉める、同時に凄まじい蔓を引きちぎる音と、何かが崩れて落ちていく音が響いていく、ゆっくりと、扉を開くと、底には何もかも崩落した地下道だけがあった。




「つまり、あれは、土手研究員が栽培していたジャガイモの栄養をえて、暴走した鼠と木らの集団だと」
 藪も生えないということか、確実にランクが下がっていくなあ。
 はたけのあった上の土地に石屋から、買った石を地図と計測器に従って並べていく。
「そうそう、茄子がバナナになったのも、まあ、アレだ。奇跡だ、確認できなかったが」
 
 かなり重いが、さぼるわけには行けない。
 さっきから、監視している研究員の目が冷たいのだ、丹波は汗が目にしみる。
 失敗するたんびにやり直させられるため手は抜けない、運ぶ石の重さに辟易しながらも、丁寧に引いた線に会わせて並べていく

「ううう、手が痛い………」
「手ぐらいは我慢した方がいいですよ、大体その石は、バナナを売ったお金を回して買ったものなんですから、」 
 あのあと、残ったバナナは全て、国外に売り出されることになった、同時にバナナ栽培が流行りだして、多いにバナナ料理が発展、国中で売り出した結果、一躍バナナ料理の国として、大層評判になった。
 結果はどうあれ、過程として事件を起こした責任として、丹波は、モグラと鼠を弔う石碑代わりに、滅多に壊れないよう、巨大な地上絵の製作を命じられた。
 一応、重機なども使えるし確認などはやってくれるモノの、細かいところや、計測などは一人でやらなければならない、一体いつになったらおわるのか分からないスケール。
 それでも、やらんことにはどうしようもないというわけで、日々丹波は、研究員の視線を背中に感じながらこうして、働いている。

 国民の血税を体で感じろ、そういう視線を送ってくる。
 しくしくとなきながら、丹波は石を並べ続けた。

 ここではない何処かの国、その国には、鼠とモグラと、バナナを模した奇妙な地上絵が存在する。

 その石は時々紫に染まった石や、手の型が染みついたものもある、おかげで、幽霊などが出ると話題になって、オカルトマニアなどを呼んで観光地として、大層栄えたそうな

 ドットワライ。


「ところで、何で茄子がよりによって、バナナになったんでしょう?」
「いや、それは簡単だろ、地口だよ」
「?」
「そんなバナナなことに、思わずナスがままってことさ」
「はあ、じゃあ、蔦が地上に出ようとしていたのはナスが地上へってことですか」
「そう」
「まさに紐研究者ですねえ」

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